ポイントの接触不良によるイライラを解消する 箱根登山レイアウト・出山信号場

出山信号場のポイント群です。

黄色の印がギャップです。

コントローラー2台でスイッチバック運転するためにはコレだけのギャップが必要なんです。

ギャップで分けたブロックへの給電はスローアクションポイントマシンのスイッチでコントロールしてます。

これだけギャップ切ってるとポイントのコンディションに左右され車輌がよく止まるんですよ。

 

これはPECOのNファイン 小型ポイントです。

選択式となっています。

 

裏を見てみるとクロッシング部を繋ぐ配線が施されています。

で、実際にどのように電気が流れるかというと・・・

 

定位の時

 

反位の時

 

つまり、トングレールと主レールの接触によって極性が変わり

接触の良し悪しが走行安定性に大きく関わるのです。

選択式ポイントの宿命ですね。

 

でよくあるトラブル。

ポイントは切り替わったのにトングレールと主レールの間にわずかな隙間が出来ると、その先には電気は流れず車輌がストップしてしまう。

もう~イライラの原因です。

その度に今までは主レールとトングレールの接触面を磨いたり、トングレールを強引に曲げたりして復旧してきましたがもっと確実な解決策はないものか?!

 

で、今回行ったのが上のような回路の追加です。

トングレールも結局は切り替えスイッチなんだから、同じ回路を並列に設けてやれば良い訳です。

仮にトングレールと主レールの間に隙間が生じていても、追加した回路によって電気が供給されるので、車輌が止まってしまうことは無くなる筈です。

マイクロスイッチは産業用なので耐久性に関しては問題無い。

少なくともトングレールだけよりも走行安定性は格段にアップするはずです。

耐久運転出来る環境が無いので、評価は来年のJAM待ちか?!

 

実際の作業はまずクロッシング部に給電するリード線を取り付けることから。

ノーズレールの三角エリアへ苦労してハンダ付けした線を何とかして背面に抜き、スローアクションポイントマシンまで引っ張ってゆきます。

 

スローアクションポイントマシン(改)に3段目のマイクロスイッチを積み上げる。

3つのスイッチを貫通する長いM2のネジが必要になってきたんですが、

近くのDIY店に無い!!

探し回るの面倒だからネットで買っちゃった。

ネジ100本600円に対し、送料500円・・爆笑

 

そして4箇所のバイパス回路の配線作業をして終了です。

結果は良好です。