取材という名目で箱根登山鉄道を遊ぶ

急遽というか前々から計画はあったのだが、どういうわけかドタインで箱根に行って来たわけです。

今回はいろいろ話題に尽きないプチ旅行的な・・・・。

 

5月21日、この日は普通に朝を迎えた。

お客さんが来ることが決まっていたので、時間を気にしながらCADで図面を書いていた。

12時半ごろにおいでになり、3時少し前ごろ「ではそろそろおいとま」ということになった。

いつものタクシー会社に電話したけど繋がらない。

ネットで調べて親会社っぽいところに電話したら「タクシー事業は撤退しました。」だと。

他のタクシー呼ぶことも一瞬考えたけど、名古屋駅までマイカーで送ることにしたのです。

 

無事にお送りし、自宅目指して少し車を走らせてコンビニに寄った。

金沢の友人に電話を入れる。

箱根入り計画というのは彼の東京出張日程に絡めて目論んでいた訳で、この日までいろいろあって計画断念的な空気が漂っていた。

この時点でオイラは彼はてっきり金沢にいるものと思っていた。

彼はどうせ関東に行くからもう一人の友人訪ねて大宮入りも視野に入れてるということで、それにはオイラは行かないまでも

先方の予定を先ほど聞いたので結果を伝えるべくの電話のつもりだった・・・。

り 「土曜日だったら空いてるって」

だ 「あ、そう、ありがとう。じゃあ電話してみる」

り 「で今何してるの」

だ 「箱根に居るよ」

り 「何ぃー、どういうこと・・・」

相手は何やら話していたけど全然頭に入ってこない・・・・。

り 「行けたら俺も今から行くで・・・」

 

多分、今日来客が無ければ事前に打ち合わせして朝から箱根入りしてただろう。

断念したはずの箱根入りが実現する。

そっからのオイラは気持ち車かっ飛ばしぎみ(安全運転で)で家に帰り、

最近見せたことのないポテンシャルで脳を回転させ必要最小限の荷物をかき集め、

最寄の駅から電車に飛び乗った。

 

そして五時過ぎに名古屋駅の新幹線ホームに立っていた。

24分発のひかりまで少しあるな~とのんびりホームを歩いていると

「回送電車が参ります。ご注意ください」

回送電車?????!!!!!

 

ウオー、ドクターイエローじゃん!!

 

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初めて見た。

しかもこんな間近で!!

電車に興味無さそうな人たちもみんな写メってるし。

オイラももちろん撮りました。

ドクターイエロー見ると幸せになれるらしいよ。

っていうかこの時、箱根に向かっていた時点でオイラは幸せなんですけどね。

 

新幹線に乗り込み宿に電話して部屋を確保。

新幹線乗っちゃったし、もし取れなかったらどうしようと思ったりもしたがなにはともあれ一安心。

乗ったひかりはのぞみの停車駅+小田原。

つまりは名古屋の次は小田原、所要時間は70分早い早い。

うす雲が広くたちこめて富士山は見えず・・。

 

 

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そうこうしているうちに小田原です。

通過するのぞみ。

 

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小田急小田原駅 箱根登山線のホーム

 

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箱根湯本からやってきた普通電車。

折り返し箱根湯本行きになるこの電車に乗って聖地を目指します。

そして19時過ぎ箱根湯本駅に到着。

金沢の友人はホームで待っていてくれました。

「こんなとこで何してるの?!」

「こんな所であうなんて奇遇だねえ」

訳の判らぬやり取りして、とりあえずチェックイン済ませて、すぐ近くの焼肉屋で呑みました。

 

1ヶ月ほど前、彼はその日急に決まって3時間後に名古屋に来た。

今日はおんなじ事をオイラがやってる。

俺たちこんなにフットワーク軽くていいのかな~。

閉店時間になったので宿に戻って風呂に入ってサッパリし、また近くの居酒屋で呑んだ。

 

 

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次の日まずは箱根湯本駅構内の箱根カフェでおしゃれな朝食。

ホームが見下ろせるカウンター席に座った。

オイラの作った小さなジオラマまだ置いてくれてます。

そういえば金曜日にテレビで「笑神様」やってましたね・・・。

鉄道芸人ご一行様は箱根に来たそうで、しかもこの箱根カフェのこの席に座ってました。

映像をよく見るとジオラマ映ってます。

 

 

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タイミングがいいことに旧形車輌がお出迎え。

乗り込んで出発を待つ。

 

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登山電車とケーブルカーが1日乗り放題のトコトコ切符が便利です。

今日はこれで何往復するかなあ・・・。

 

 

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これ以降の写真の順番が時系列どおりである自信はありませんが、とりあえず塔ノ沢駅。

駅の両端をトンネルで挟まれ、深沢銭洗弁天様と融合した秘境の雰囲気プンプンの駅です。

 

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待合に座ったまま撮影した2000形車輌。

 

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強羅駅。

まだ観光客は少ない。

このあとドンドン人が電車で運びあげられてくる。

 

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新世紀エヴァンゲリオンの舞台は芦ノ湖北岸付近ということで、エヴァがらみのいろいろがあります。

このお店は今日はお休みですかね・・。

 

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大平台駅でまったり。

1000形と2000形のツーショット。

 

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30Rの鉄橋。

急カーブを曲がっております。

 

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仙人台信号場

ココもそれなりな急カーブでありながら列車交換が行われる。

 

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これは山を下っている上り電車車内からの写真。

出山信号場にさしかったタイミングで下り電車も同時進入。

 

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早川橋梁から。

向かいの吊り橋塗り替え。

 

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これも塔ノ沢駅

 

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名物車掌の落合さん。

落合さんについて少し触れておきましょう。

落合さんを知ったのは去年の5月。

熊木杏里さんの東京ライブ鑑賞に絡めて箱根に来ました。

GW真っ只中で凄い人ごみだったっけ。

その日もとりあえず箱根湯本から強羅までまず一乗りと思って乗り込んだ電車の車掌さんが落合さんだった。

 

「強羅までの40分間喋り倒します」と耳を疑うアナウンスが飛び込んできた。

急勾配にさしかかれば

「電車はただいま必死になって急坂を登っております」

国道1号線と並走区間では

「箱根駅伝の山の神と謳われた柏原選手は15分で走りぬける距離を、箱根登山電車はなーんと20分もかかります。

電車の方が5分も遅いという衝撃の事実~。」

注意喚起のアナウンスでは

「この先電車は大変揺れますので、これぞというつり革を見つけてしっかりとつかんでください。」

終着駅が近づけば

「まもなく終点です。お降りの際のおしくら饅頭だけはご勘弁ください。急いで降りてもなーんの得もございません。」

などなど。

 

テレビで紹介されたこともあるそうで凄い人気者のようです。

いつもニコニコ、写真撮影にも笑顔で応じてくれる。

現に湯本駅でカップルと思しき二人に声をかけられ写真撮影をしている落合さんを少し離れて見てた。

その際に帽子を被せてあげるというサービス満点。

もはやエンターテイナー。

 

この日何度も落合さん乗務の電車と遭遇した。

何度でも手を振り返してくれます。

彼が乗務する電車にわざわざ乗る人も居るそうですよ。

彼の40分間の喋りを聞けばその訳が納得できるでしょう。

 

 

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これは大平台駅ホーム頭端の番犬。

名前が付いたんですね。

大平台だから大ちゃんなの?

別のこと考える人の顔数名が思い浮かぶ・・・。

 

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下り電車が上ってきた。

 

 

 

 

 

 

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二日目の晩御飯を最初は昨日の二件目の居酒屋にしようって話してて、

ところが休業だった。

それで今日昼間に休憩で訪れていた、宮ノ下駅前の「森メシ」さんにやってきた。

ジオラマがらみでチョッとご縁があって、私はこの日がお初だったのだけど、

スタッフさんがみんな気さくで居心地がいいんです。

もちろんご飯も美味しい。

それに目の前を登山電車が往来してるんですよ!!

こんなステキすぎる場所キープしない手は無いでしょ!!

FACEBOOKでも繋がらせてもらいました。

 

 

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これは上野駅で北斗星。

 

なんだかなあバタバタのほほんな箱根訪問でした。

不思議なことに箱根に来ると頭痛も消えるんです。

やっぱオイラにとってパワースポットだな。

 

いつでも箱根に行ける小田原に住むんだ。

言い切れば実現するらしいから・・・。

小田原なら新幹線乗ればスグに名古屋来れるから仕事だって問題無いでしょ。

東京、埼玉も近いし友達にもスグに会える。

 

 

 

ちょっと一息

Posted by りょう